「ってかぁ、文化祭山下先輩のクラス出し物何か聞いた?」 『あっ、さっき聞いたよ!お化け屋敷だって』 「そっかぁ~~… じゃぁ行かなきゃね!」 『う~ん………』 「私も陽菜のクラスの模擬店行きたいなぁ…」 『なんで? 来れば良いじゃん』 「…大谷君に会わす顔ないじゃん」 『あっ……そっか、ごめんね』 「うぅん」 その時の優梨の顔はとても切なくて、まだ大谷君の事好きなんだなって思った。