カリカリ... 永野先生 いつも笑わない。 何考えてるのか 全然分かんない。 そんな無機質な彼の横顔を テストの答案用紙の空白に ただぼんやり眺めて書いていた。 「あっ、」 不意に目が合って、 反射的にそらした。 「あと5分で終了です。名前の書き忘れ、解答欄の 順番にズレないかもう一度確認するように」 私はあわてて消しゴムで消した。 あぁ、こうゆう時に限って うまく書けたりするんだよな。 さよなら先生 イラストみたいに私の心の中からも 簡単に消せればいいのに。