俺は毎日毎日ユリを探した。
だが結局…
見つからなかった。
その日から俺は何事にも
やる気をなくした。
勉強も、魔法の訓練も…
ユリがいたからこそ…
何事にも元気でできたのかもしれない。
「レオ〜!!」
どんだけ、名前を呼ばれたことか
もう一度呼ばれたい。
だけど…ユリはいない
なぜ…………
何かあるなら俺に一言いってくれればいいのに……
そこで事件が起きた
俺はその日、魔法訓練をしている最中だった
「レオ様!!!」
「……?」
「ユリ様が……」
衝撃だった
ユリは…………我々一族の1番の敵
“天使”の王女だったのだ

