「んんー……」



朝。


私は、グーッと伸びをして起きた






「はぁー……顔洗いたい」





でも、洗面所がない……



外でよう




誰かいると思うから……


私は扉を開いた





「っ!」

「きゃっ!!!」





突然声が聞こえて、
開けるのをやめた




「……誰……?」



ゆっくりと扉を開けた




すると、武士の服を着ている
警備隊の人がいた





「え、あ!ごめんなさい!まさかいるとは思わなくて……」





「いえ、いいんです。私こそ申し訳ございません」





かっこいい人だなぁ




背も高いし……強そう。






「あの……貴方は……」


はっ!と、警備隊の人は気付き、
挨拶をしてくれた





「私は、このパラード国の警備隊の隊長を務めさせて頂いてます。ユリックと申します」





た、た、隊長?!?!
あたしこんな偉い人とお話してたの?!