「あ、待って!ハナ!」






「え?」




突然お母様に呼び止められて私は振り返った。




するとお母様は何かを持ってこっちに来た。






「あなたの魔力よ。とりあえず返すわ……でも、あと8割の中の3割はこの中に残しておくわね……大切な時に膨大な魔力を使いなさい。5割+されただけでも世界1なんだから大丈夫よ」





お母様は、




なにか唱えて
私に言った。




「手を貸して」




私は手を差しのべると、

スゥーっとなにかが入ってくるような感覚が出てきた。




まるで力が溢れてくるようなかんじ





「とりあえずはこれね……何か変わったかしら?」



「……力が溢れてくるようなかんじがした!」



「ふふふ、大切に使うのよじゃあ……頑張ってね」




「ありがとう!お母様!」



そう言って門をくぐった