シーン……
送ってくれるのは嬉しいんだけどなにも会話がなさすぎる。
それにしても朔くん背伸びたな~。
隣に歩いたの何年ぶりだろ?
そんなことを考えてたら
ピタッ。
朔くんが私の方に向きを変えた。
「由奈って……好きな人いんの?」
「ん?好きな人……え!好きな人!」
「そんな大きい声だすなよ。近所迷惑だろ。」
「うん、そうなんだけど……突然すぎて!何でそんなこと聞くの!?」
「知りたいから。」
知りたいからって…。
まるで小学校の頃みたい
いつも私には態度が大きいっていうか…扱いが雑だったんだよね。


