んー!終わった~疲れた~
腕をあげながら思ってると

「帰ろう」

朔くんはこっちをみながら平然とした顔で私を見ていた。

「ほらっもう、終わったんだろ。さっきから見てたのにきづいてもないしどんだけの集中力だよ。」
「ご、ごめん。」
「外暗いし危ないから誘ってあげてんだかんな。いこ。」
「うん…。」

本当に今までの朔くんなのかな……っていうくらい今日は話しかけてくる。