門をくぐって数分歩いて着いた麩の前で沖田さんが言葉を発した。
沖「土方さーん。はいりますよー?」
土「おう。」
一言中から声がした。
まってまってまって!!
土方さん!?鬼の副長と呼ばれてた!?
えぇー!!!!もう勘弁してよ!!!!!!
土方さんの返事を聞いて沖田さんが麩を開けて入っていった。
次に恐る恐る部屋に入っていく私。
土「誰だこいつ。」
沖「男3人相手に刀無しで女子一人でやっつけちゃってたので連れてきました。」
ニコニコと笑う沖田さん。
そんな理由で私の事ここに連れてきたの?
くだらない理由だなぁ…。
土「お前そんな事で連れてきたのか?」
沖「やだなぁ。もう一つありますよちゃんとした理由が。」
えっ他になにかあったんだ……。
思い当たる節がないんだけどなぁ…。
沖田さんがこちらに顔を向けて質問をしてきた。
沖「その持ち物はなんですか?」
持ち物…?ってあぁっ!!!!
スクバのまんま歩いてたんだ…。
えぇっなんて答えよう……。
土「見たことのないものだな。なんだ?それは。」
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよううううう。
いっそ言ってしまおうか。
