唯「あの、お沙弥さん。話があるのですが今大丈夫でしょうか。」

沙「どうしはったん?そんな改まって。」

うぅ…緊張するなぁ。
なんて言われるかなぁ…。

唯「あ、のですね、今更だと思うのですが私そろそろ自力で生きていこうと思いまして…。」

紗「えぇ?もう出ていかはるん?寂しいなるわぁ……。」

唯「え?!」

あれ?意外とすんなり……。

唯「じゃ、じゃあ、あの。いいんですか?」

紗「唯乃が決めたことやったら何も言いまへんよ?」

そう言って優しくニコッと笑ってくれた。

紗「頑張ってな。いつでも頼りにしてくれてええねんで?」

最後まで優しくしてくれたお沙弥さんに私は深く頭を下げた。