そんな事をいろいろ考えていたら化粧も全部終わっていた。

沙「元がいいとこうも別嬪になるもんやなぁ。」

唯「わぁ…。凄い!!!!お化粧上手ですね!!」

正直化粧などしたことがない。
元に自信があるわけじゃないただめんどくさいだけ。
無駄な努力をしたところで元が悪ければいくら化粧しても変わらない。

今化粧した後の顔を見て自分か疑った。
別人だったから。

沙「なにゆうてはりますの。元がいいから綺麗に仕上がるんよ?」

唯「わざわざ、すみません。ありがとうございます。」

私は深々と頭を下げた。

沙「ええよええよ。それよりもうお客さん来てる時間どす。はよ行きますよ。」

唯「わ、わかりました!!」