枯れた涙のその先に


シュンがじっと私の目を見つめてその内容を伝える

「立ち止まるか進むかは自分で決めろ」

だって。なんのこと?と、首をかしげてるシュン

「別に。じゃあね」

その質問に答えることなく、私は校舎に入った


廊下を歩きながら瀬戸ソウマからの伝言を思い出す。

"立ち止まるか進むかは自分で決めろ"

何それ。私は今立ち止まってるとでもいいたいの?

そんなわけない。進んでるよ