枯れた涙のその先に


うん。そんなこと言われなくてもそうするよ。

そのために勝負したわけだしね。

「でも、しばらくは倉庫に来い」

「ヤダ。私は話すことも無いし、あんたたちに興味もないもの」

「随分な言われようだな。お前にとって俺たちはどんな存在なんだ?」

急に何?どんなって言われても、そんなの…

「不必要」

それ以外にない。

オブラートに包むことなくストレートに言う私に、瀬戸ソウマは一瞬ビックリしたように見えたが、すぐに真剣な顔に戻って質問を続ける。

「じゃあ、お前は俺たちの何を知ってる?」