「お前。仲間って知ってるか?」 「えっ?」 「学校でいつも一人でいるらしいじゃねぇか。仲間をもったことがないのか?」 私の頭の中を『仲間』という言葉が支配している。 「知ってるよ。仲間ぐらい」 そう、私は知ってる 「信じてるとか、大好きとか、そんな言葉で引き寄せていざとなったら簡単に手放す。」 仲間なんて… 「結局、自分を優先するものよ。信頼関係なんてない。」