『仲間』 その言葉が私の心にナイフを刺した。 「本当にムリだから。」 もう限界。これ以上ここにいれない。 そう思った私はカバンをもち、立ち上がる。 帰ろうと扉の前まできたとき。 「おい。」 低い声に止められ、ふり返ると今まで目を閉じて黙ってた瀬戸ソウマが私のことを見ていた。