枯れた涙のその先に


「ちなみに僕たちは会うの初めてだから。」

やっぱりそうなんだ。

「ハナが知り合いなんだよね?」

私に聞かれても知らないよ。
誰だよハナって

再び頭を悩ましていると

「ごめん、ごめん。遅れちゃった。」

扉が開き、女の子が入ってきた。