枯れた涙のその先に


「君が神上ユキナちゃんだね」

「うん」

シュンは私のことも紹介してくれた。

全然知り合いじゃないけど。

「マジで超かわいいね!彼氏いるの?」

「用件はなに?」

無視かよー!と1人でへこんでるトウルはほっといて用件を聞く。

「とりあえず、僕からもお礼を言わせて!ありがとう。」

「人違いじゃない?私、あなたたちに会うの今日が初めてなんだけど。」