枯れた涙のその先に


南さんの手をとって立ち上がらせ、お店まで送った。

「じゃあ、気をつけてね!」

手を振って荷物を持ち、帰ろうとしたとき

「あのっ!」

南さんに呼び止められ、振り返る。

「本当にありがとう!」

頭を下げる南さんにヒラヒラと手を振って帰った。