「ユーキーナー!」

「ぐぇっ!」

朝、学校の廊下を歩いてたら突然後ろから突進された。

「ちょっ何⁉︎なんなの⁉︎」

「一緒に教室行こう!」

すごい笑顔で私の手を取りスキップしてるのは、昨日めちゃめちゃよそよそしかったハナ。

「昨日のよそよそしさどこいった⁉︎」

別人なんじゃないかと思うぐらい昨日と態度が違う。

「だって〜。私たちの仲間になるってことは、あの約束は無効でしょ?もーめっちゃうれしい‼︎あっ、お昼一緒に食べようね♪」

目をキラキラさせてくるハナ。

うっ…うっとうしい!!!!

「ハァ〜。もう好きにすれば」

やったー!
と声を上げて走っていく。

その後ろ姿を見ながら、こっちのハナの方が好きだと思ったのは内緒。