枯れた涙のその先に


「あんたたちのことは私は何も知らない。だから今は、不必要としか思わない。だけど………知りたいと思う。」

私の想いをしっかり伝える。

「みんなのことを、私の知らない世界を、運命の出会いを」

瀬戸ソウマは、私の目を見つめながら黙って聞いている

「だから教えてよ、私に」

私の意志を強く伝えた。

瀬戸ソウマは私の言葉を聞いて

フッと笑うと

「上等だ」

ただ一言。そう返事した