先生は、私の心の中を見透かしてるみたいだった。 「だけど、全然違うの。そこは、私がふみこめる場所じゃない」 1人でいることを望む私にとってあそこは真逆の世界。 「でも、あなたがそこに行くことを望んでる人だっているんじゃない?」 そう言われて頭に浮かぶのは、みんなの笑顔 "私ユキナと友達になる" "ユキナさん!よろしくお願いします" "僕、ユキナちゃんとおしゃべりしたーい!" "俺も俺も" みんなの笑顔が頭から離れない。