「...戻りたい..っ」


今日の次は昨日。

そして一昨日。


一日ずつ遡り、拓真が
生きている頃に戻ってくれたら....



明日なんか来なくていい。
明日が来ても未来に拓真はいない。



現実を突きつけられ
やっと茉莉は冷静になったのか、
止まっていた足を自分の家へと向けた。