ニタニタしながら幹部が四人走ってくる。

きもぉと思いながらあたしは笑う。

狂幹「何笑ってんだよ!オルラァァァ!」

うるさい。

王冠では叫ぶと体力が減り本気を発揮出来ないから叫ぶなと言っている。

あとは喋ったら舌噛むから王冠は戦うとき常に静かだ。

そんなことを考えていると遅いへなちょこパンチが近付いてきたから、すっと右へよける。

右にいた野郎の首に手刀で重い一発。

そしてもう一人と伸びさせる。

すると、ナイフを持った最後の幹部があたしに向かって走っているがその手は震えていた。

甘「あんたにあたしが刺せんの?」

狂幹「むっ………むりだあぁぁぁ」

泣き叫び始めた。

あたしはそいつの頭を撫で総長へ足を運んだ。