ブォンブゥオンブォンブウォン


二台の単車の爆音が響く。

甘薇と月華(gekka)[月卯歌の通り名]が道路の真ん中を走る。

それを気持ち悪そうに見る奴もいれば、好意の目で見てくる奴もいる。

あたし達は30分ぐらいで狂餓の倉庫に着いた。


甘「月華スタンバイ」

月「おっけい!」

がっしゃゃゃややあぁあぁあん

狂下「誰だ?」

甘「あれ?忠告したはずなんだけどねー?わからないの?」

狂下「まさか!あの時のやつか?」

甘「そう!そのまさかだよー。」

狂下「総長を呼んで来い。1人だったら俺らで殺れるけど一応呼んどけ。」

甘「へぇ。余裕だね。ぢゃあ手加減はしなくていい?しないほうがいっか!」

狂総「おい!ここがどこか分かってんのか?か弱い女になにができるんだ?てめぇらさっさと殺ってしまえ!」

甘「game……start!」