Rainbow~七色の虹に願いを込めて~





「蓮ってば、今日仕事の関係で学校行く前に事務所行かなきゃダメだったの。
なのにあの子寝坊して朝ご飯も食べてない上におひるごはんまでおいていっちゃって。
しまいにはほら、財布まで。
笑っちゃうでしょ?
美波ちゃん、申し訳ないんだけどこれお願いできるかな?」

「そうなんですか?
そういうことなら、はい。
責任もって預かります。
でも、蓮が遅刻なんて珍しくないですか?」

「そう?
あの子って結構朝弱いのよ…あ!
えと、今のは内緒ね。」

「どういうことですか!!!???」




蓮…。
そうだったんだ。
あたしが朝苦手なのを知っていつしか迎えに着始めてくれた蓮。
そんな蓮も実は朝が苦手だった。




「全部ね、美波ちゃんの為って言ってたわ。
美波ちゃんが遅刻しないように、って。
俺が迎えに行ってやらないとって。
美波ちゃんの存在があの子の頑張る目的なのかもしれないわね。」