「何か用ですか?」

「ごめんね、いきなりデート中に押しかけちゃって…。
彼女さんいたんだね、大丈夫だった?」

「ただの幼馴染です。
彼女じゃありませんよ。」

「あら。
そうなの?
それなら安心ね!
良かった。」





美波といるときにいきなり現れた女性。
この人は昨日サッカーの試合を終えた俺の前に現れたのが最初だった。
芸能プロダクション「GEAM」というところのスカウト担当の人。
ここの近くに事務所を構えているが宇リアス若手アイドル・俳優らがもっとほしくて悩んでいたらしい。
その時に俺のサッカーをしているすがたを見ていてくれて声をかけた、だとか。