Rainbow~七色の虹に願いを込めて~





ずっと言えずにいたんだよな、きっと。
俺のコンサートは忙しくて会う時間なんて全く作れなかった。
そんな中で俺に相談なんてできなかったと思うし。
ずっと考えていた。
美波の悩んでるとき、迷ってるときに力になれなかった。
そう考えると、なんだか悔しい気分にもなる。


「留学?
どこに?いつから?」

「正式には高校卒業後からなんだけど。
それまでも少しずつ、あっちに行くことになるの。
春休みもそう。
あっちの学校にいて、勉強するための準備をしなくてはいけない。
蓮と…会えなくなるの。」



海外留学。
そんな大事なことを美波が抱えていたなんて知らなかった。
美波はうつむきながら、ただ涙を流していた。
寂しい。
今まで当たり前だと思って過ごしてきたこの関係が変わっていく。
それがとてつもなく怖かったと話していた。