Rainbow~七色の虹に願いを込めて~






家へ帰って部屋に行くと目の前の部屋が目につく。
美波と俺の部屋。
隣同士の部屋。
この部屋で過ごした思い出はたくさん詰まってる。
だけど、ここをもう少しで、出る。
その決心をしたんだよな。
そう考えていると目の前から美波が顔を出した。


「行くね。」


え!!
まじかよ。
部屋は段ボールだらけで何も整理できていない。
美波にはまだ言えてない。
この状況でこの話をしたら美波はどう思うのか。
だけどいつかは話さなくてはいけないこと。
そう思うと、決心は揺るがなかった。



俺の話を美波はただ黙って観て聴いてくれた。
美波は少し涙交じりの瞳を浮かべていて。
美波…。
そんな美波の口から出てきたのは想像もしてなかったひとことだった。