Rainbow~七色の虹に願いを込めて~


(Side Ren)


コンサートが終わって皆でご飯を食べて、そのあと何をしたんだっけ?
起きたら俺はホテルのベッドに寝ていた。
隣のベッドには奏楽がいて。
あぁ、終わったんだって…。
そう感じた。


「おはよう、蓮。」

「おはよ。」



奏楽とこうやって会話するのもなんだかずいぶんと慣れてきたような気がした。
初めて二人で泊まるときはお互い遠慮だらけだった。
お互い相手の心に踏み込みすぎないようにどこか遠慮ばかりの日々だった。
だけど、ずっとコンサートで全国を回る中で変わってきた俺らの関係。
こんな感じでこれからも一緒に成長できたらいいなって思ってる。


「あ、ねぇ蓮。
あのさ、美波ちゃんが言ってたんだけど。
今日帰ってきたら話があるんだって。」

「話?」

「うん。」

「なんだろ…」




いきなり改まって話なんて。
昨日の美波の様子は明らかに変だった。
美波が何か俺に隠しているんだろうなってそういうことはわかる。
ずっと一緒だったんだもんな。
隠していたってわかるんだよ、美波のことはさ。