Rainbow~七色の虹に願いを込めて~





久しぶりに入った蓮の家は前と変わらず暖かった。


「美波ちゃんじゃない?!」

「なんか話あんだって。
上にいるから。」

「えぇ…」

「お邪魔します。」



蓮の家は前より荷物が少なくなっていた。
なんか荷物が箱に詰められているような…これってどういうこと??



「蓮、これどういうこと?」

「…わりぃ。
ちゃんと話そうと思ってたんだけど、ここまで延びちゃって。
実はさ、俺ここを出ようと思ってるんだ。
仕事が忙しくなって家に帰ることも少なくなってきたし、事務所の近くにアパートを借りてそこで暮らそうって母さんとも話したんだ。」

「もうここに帰ってこなくなるの?」

「ここに帰れなくても変わらないよ、俺らの関係は。
ここが俺の家だってことに変わりはないし時々は戻ってくるよ。
だから…ってえ!
なんで泣いてるわけ?
そんなに嫌なのかよ。
ここを出るのが…」