先生から渡された資料を見つめた。
こんなすごい土地でこんなすごい学校でこんな有名な先生にご指導していただく機会なんてこの先あるのだろうか。
「よし…」
家に帰ると一目散にリビングへ向かう。
お母さんがテレビを見ながらくつろいでいるところへ私は出ていった。
「どうしたの?
いきなり…お帰りなさい。」
「ただいま!
あのね!!話があるの。」
「話?うん…」
きっとわかってもらえる。
伝えればわかってもらえる。
あたしが選ぶ道はこれだよ、蓮。
あたしも前に進むからね、蓮。
蓮になんか負けたりしないから。
出だしは少し遅れたかもしれない。
だけど追いつくよ。
蓮がいる場所に…。
追いついてみせるよ。

