「あ、これ、Twins×Topじゃない?」
「あ、本当だ―
今度ライブやるじゃん?
あたし見に行くんだよね~」
「まじで!?
あれ、あたしチケット取れなかったんだよねー」
CD店に行くとTwins×Topの音楽がかかっていることが増えた。
そして、街中で歩いているとTwins×Topの話をしている人たちが増えた。
これもTwins×Topの作り上げてきた成果そのもの。
ライブにだってそれは表れてる。
ユニット公表ライブ、ファーストライブともにTwins×Topのファンだけで埋まらなかった客席。
そのため関係者や身内をたくさん呼ぶことで席は穴埋めされた。
それを見たときに蓮と奏楽君が見せた顔を私は覚えてる。
ただ黙って観客席を見ていた。
まだ小さい会場。
これっぽっちも埋めることができないのにドームなんてどんなに難しいのだろう。
まだまだこれから。
「絶対ここ、埋めてやる。」
決して多くは語らない蓮だけど。
口に出さなくたってわかってる。
悔しさは顔ににじみ出ていた。

