Rainbow~七色の虹に願いを込めて~





「あたし…全く考えてないんです。
まだ。」

「そうよね。
当り前だと思うわ。
だけど、これは誰でも行けるわけではないの。
上位3名にのみ与えられた権利で、断ればそれはそれ。
誰かに譲られるわけでもないわ。
まだ高校2年生って思ってるかもしれないけど。
もう高校2年生。
一年なんてあっという間だから自分の進路について少し考えてみなさい。」

「はい。」



手にしたパンフレットをただ見つめた。
自分の好きな絵を描き続ける。
絵を描くことはとても好きだ。
あたしの絵は確かに自己流で、誰かに習ったわけではない。
もし、誰かに習うことができたとしたら今の自分の絵よりもっとすごい絵を描けるようになるのかっと考えるとドキドキする。
まだ私が見たことのない世界が待っているんだ。



だけど、一人なんだよね。
一人であっちにいって生活して。
もし失敗したらどうしようと考えてしまう。