「もっと歌いたいよ。
もっと踊りたいとも思ってる。
この仕事は大好きだし、これからずっと続けていけたら、って。
だけど、確実に俺はこの仕事一本を考えていることはできないんだ。
俺がこの仕事をやることで悲しめてしまう人もいる。
限界なんだよ。
俺がダメなんだ。
美波を信じてあげなくちゃいけないのに、美波がどこかにいきそうで怖い。
美波を守らないと、って誓ったのに守れてない自分がむかつくんだよ!!!!」
男として情けないと思ってた。
自分の弱音を見せるなんてそんなの俺らしくない。
一度決めたことを貫くことができないなんてって目をそらしたくもなった。
本当は誰かにわかってほしかったのに、それをうまく言えなかった。
どうやって表現したらいいのかわからなかった。
相談だってすることが出来ればよかったのにいざ、するとなったとき。
どうしたらいいのかわからなくて。
誰にも言えずに考えることしかできなかった。

