「…どうして。」
目の前にいたのは、まぎれもない。
「初めまして。
小林真里菜です。」
「Marieさん…。」
そう、Marieさんだった。
あたしが昔はとても会いたかったけど、今はすごく会いたくない人。
「どうしたんですか、いきなりここにくるなんて…私に何か…」
「うん、ちょっとね。
あなたと一度話をしてみたくて。
ずいぶんと体調も良くなってきたみたいね。
外に一人で出歩けるみたいだし。
お体の調子はどう?」
「おかげさまで。
すごく回復しました。」
「そう、ならよかった。」
空気が…重い。
きっとMarieさんの話したいことはいい話ではない。
蓮の話だ。

