「仕事を放り投げるんなんてプロ失格だと思います。
本当にすみませんでした。
何があったとしても人に迷惑をかけてしまったことに、変りはありません。
奏楽としっかりと今後について話したんです。
勝手ながら、俺。
この仕事を辞めさせていただきます。」
仕事を辞める。
俺に残された一択はそれだと思った。
確かに美波は望んでいないかもしれない。
だけど、俺は知っていたんだ。
美波がいることが俺にとってのすべてだって。
美波がいない中でアイドルをやっていたって。
そんなの楽しくもうれしくもない。
俺ががんばる先にはいつだって美波がいる。
美波の笑顔を見ているのが俺の幸せなんだ。
そう考えたとき、俺と美波。
二人の幸せを同時に守るためにはこの一択しかないと考えた

