「美波…。」
「ここだ。」
病室のドアを開けるとそこにはベッドに横たわる美波がいた。
久しぶりに見る美波は弱り切った。
ほっそいな…。
ちゃんと飯食ってるのかな。
容態は当初よりは落ち着いてきているみたいだけど、やっぱりまあ具合は悪いままだそうだ。
「蓮くん…?」
「美波のお母さん。」
俺と奏楽の姿を病室の中で見つけた美波のお母さんは驚いた顔をしていた。
それはそうだよな。
俺は知らないってことになっているんだもん。
ここにいるわけないって思うに決まってる。
「お仕事は?
大丈夫なの?」
「あの…俺…」

