学校での生活にも慣れ始め、
憧れていた青藍での生活を楽しんでいた。
茉衣とも相変わらず仲が良く
常に2人で行動していた。
そんなある日。
「美沙、話あるんだけど。今いい?」
『どうしたの茉衣。そんなに改まって(笑)』
「実はね……祐樹と付き合うことになった!」
『うっそ!祐樹くんと!?おめでとう〜〜〜〜〜!!!!よかったね!!』
「うん!祐樹ったら中々告白してくれなかったから、やっとだよ!!!」
『祐樹くんもやるねえ。(笑)』
「ねっ。なんか翔太くんが色々後押ししてくれたみたい!」
『そっかあ!あの二人、仲良いもんね!』
茉衣は入学当初から仲良くしていた
三島祐樹くんと付き合うことになった。
祐樹くんは翔太と保育所からの幼馴染で
なんでも相談する位すごく仲がいい。
だから翔太も茉衣と祐樹君のことを誰よりも祝福していた。
大好きな茉衣が大好きな祐樹くんと結ばれる。
そんなことが私にはすごい嬉しい!
茉衣の幸せは私の幸せだもん!!!
「茉衣ーーー!!!今日のお昼一緒にたーべよ♡♡♡」
「祐樹♡♡♡!私には茉衣がいるからだめ〜〜〜〜。ねっ茉衣?♡♡♡」
『えっ?茉衣、祐樹くんと食べて来なよ!私は1人でも大丈夫!』
「ん〜〜でも………。」
ドサっ。
頭の上に何かが乗るような感覚を覚えた。
「そんなん四人で食べれば良くね?」
『翔太くん……!』
私の頭の上に腕を置いて
体重をかけてきたのは翔太くんだった。
翔太くん…近いって!!!!
もーうドキドキする!!!無理!!!
そんな私をよそに翔太くんは会話を続けた。
「四人で食べた方楽しいだろ?」
「ナイスアイデア翔太くん!ねっ、美沙そーしよ?♡♡」
『でもっ……』
「美沙ちゃん、俺からもお願い!俺も翔太と茉衣と美沙ちゃんと食べたい!」
「ほら、祐樹もこう言ってるし決まりな!!!!」
『うんっ!』

