泡沫夢幻










『…そ、その人ってどんな人、なの?」




好奇心から聞いた質問に、意外にもあっさりと答えてくれた黒崎君。





『………エゴイスト』



『…エゴイスト?』 



『そ。賢くてずるい女。




__________水面に映る月みてぇな女』





そう言って琥珀の瞳を潤ませる黒崎君は、






『…好きなんだね、その人のこと』




『…大嫌いだよ』








深く、彼女を愛している。