その日の夜のこと

有希は考えた。
眠った頭を無理矢理起こしてまで。


゛有希ぃぃぃ!なんてお前は弱々しいんだ!!゛


今まで親に甘やかされた有希はいつも親に助けてもらえた。
それは僕を大切に思っているからだと思っていた。
でも今日のお父さんの言ったことが引っ掛かった。
゛ふぅ、なんてこった゛
僕を大切に思っているなら普通は言わない。
言うとしたら゛大丈夫か?有希゛とかだろう。



もしかしてお父さんお母さんはなにか隠してる・・・?