「ありえないんだけど。」 最後にそう言って、自分の妹を連れて、帰って行った。 先輩だって、妹のことに口出してるのに言えないんじゃん? と、ユウリに言った。 ユウリはホントに怖かったのか、固まってる。 「おーい、ユウリー?」 言いながら、ユウリの顔の前で、手を左右に振る。 「…え?ごめん、何て言った?」 元に戻ったユウリは、そう言った。