「どうぞ、ここがあたしの部屋」





あたしは、棗を自分の部屋に招き入れる。





「ここ?うわ、すげぇ」





え、なにその反応。





「めちゃくちゃ綺麗にしてんだな!尊敬するよ」





へ?





あ、ならよかった。





ていうか、綺麗にしといてよかった……。





「飲み物とか持ってくるけど、何かある?」





「んー、何でもいいけど炭酸系かな」





炭酸系かぁ……コーラとかでいいかな?





「分かった、じゃあ、どっかそこらへんに座ってて?」





あたしはそう言って部屋を出る。