あたしの左肩に何かが乗ってきた。





そこに視線をやると、なんと何かの塊が!





「うわぁっ!……って、棗?」





何かの塊は棗だった。





なんであたしの肩に頭乗せてんの?





「なっ、棗?」






応答がない。





……もしかして、寝てる!?






『やめて!こっちに来ないでぇぇぇ!!』





その叫びに反射的にスクリーンを見てしまう。





そこには大きく映し出された髪の長い女の人。





目元は黒ずみ、大きな口でニタリと笑っている。






「うあああ!何あれっ!?」





怖いっ!





怖すぎるんですけど!!