次の日。

今日は日曜日。

部活はお休みです!

あぁー今日が休みでよかったーっ!

昨日はお風呂に入らないで寝ちゃったからすごく気持ちが悪かった。

んーなにしよーかな。

宿題は終わってるし勉強する気にもならないし……………

あ、昨日の野原に行ったらなお練習してるかな?

行ってみよーかな?

私は昨日の野原に行くことにした。


でも、なおはいなかった。

そーだよね。

こんな真夏の昼間っからいるわけないよね。

私が帰ろーとしたその時、後ろから名前で呼ばれた。

「あれ?はな?なんでいんの?」

なおだった。

なおは、ボールを持って汗を流していた。

「なんでって……なおがここで練習してるって聞いたから……」

なんでいんのっていうのはちょっとひどくない!?

なおがいるから来てるのに……

もう帰ろーかな。

「じゃ、頑張ってね」

私が体の向きを変えるとなおが口を開いた。

「なんで?バスケやろーよ。やりにきたんじゃないの?」

………え?

確かに、私なんでここに来たんだろ?

まぁ、なおに会うためだろーなきっと。

そんなこと知られたくないし。

「コンビニに行くのにちょっと寄ってっただけだよ。じゃね」