君と2人の帰り道

でも、時間は経つのが早いもので。

あと5分歩けば家につくという距離に来てしまいました。

はぁーと思っていたらいきなりなおが口を開いた。

「はな、ちょっと寄り道していかねー?」

私はコクっと頷いた。

すると、なおはちょっと歩いたすぐそこの角で左に曲がった。

「ねー、どこ行くの?」

私より背の低いなおにたずねた。

背が低いとはいえ、なお大きくなったな……

「んー?いいとこ」

私はなおについていった。

そっから3分くらい歩いた。

やっと野原みたいなところにでた。

と思ったら、目の前に空で弾ける大きい花火が目に飛び込んできた。

「わぁーっ!キレ〜〜!」

私は思わず叫んだ。