すると、後ろのドアが開いた。
「はな?帰んないの?」
なおはいつもと変わらない表情でこちらを見ていた。
そんな顔しないで……
もっと好きになっちゃうよ……
私はなおの方へ歩いた。
そして、なおの目の前で足を止めた。
すると、自分でも驚くようなことを口にしていた。
「……なおの好きな人って誰?」
なおは目を丸くして私を見ていた。
あぁもぅ私は何をやっているのだろう。
なおを困らせるだけじゃん、こんなの。
「そ…れは」
なおは顔を赤くしていた。
こんななおの顔、初めて見た……。
ホントに恋してるんだね、なお。
なんで……私と一緒にいるの?
好きな子と一緒にいればいいじゃん。
私が…くるしくなるだけじゃん。
「その子と一緒にいればいいじゃん!好きでもないのに私に優しくしないでよっ!」
