「をっ、水原。夏休みの宿題やってんなー」 「あ、はい」 「じゃあ揃ったし、補習始めるか」 …。 「は⁇」 私の声が教室に響く。 「水原⁇」 と、先生はすこし笑って言う。 「あ…え、揃ったってまだ二人しか…」 「補習受けるのは水原とそこのヤンキーだけだよ」 と、先生は言った。