ネガティブ少女、爽やか青年。




「……佐々木、清水が呼んでる。」



ひょこっと顔を覗かせた、第三者ならぬ第四者の礼於。


……今、清水っつった?



「えぇ。やだ。」


「やだじゃねぇよ。はよいけ。

あ、波奈さん。俺ちょうど休憩なので校内案内しますよ。」



何気にナンパしてね?水城のやつ。



「ちょっと!礼於くん波奈をナンパすんな!!!

僕が案内する!!!!」


「お前は仕事。」


「え、礼於くんいいの?」


「いいっすよ。てか、させて下さい。」


「わー!ありがとう!」




「おーい。俺だけ除け者感半端ない。」



「お前は清水だろうが。はよいけ。」




いってきまーす。