光か陰か

目を覚まして僕が初めに見たのは心配そうな顔をしている母さん…

ではなく僕の顔だった。

別に頭を打ったとかそう言う事は無い…ハズだ。

でも本当におかしくなったのではないかと思った。

だってそこにいたのはまぎれもなく僕自身だったからだ。

数秒、間時間が止まったかのような沈黙が続いた。

別に気まずかった訳ではないが、僕が驚きすぎてなにも喋れなかったのだ。

だがこのままではしょうがないと思い僕は僕に話しかけた。