今日は来る

「血出てんじゃん!!
立てるか?」




俺は未瑠の腕を持って
立たせた。




「病院行く?」




「そこまで大袈裟じゃないしいいよ。」




未瑠は俺の方を
見ようとしなかった。




「じゃあ保健室行く?」




「絶対ダメ!
ズル休みしたのばれるじゃん!!」




未瑠はやっと俺の方を見た。




「じゃあ家帰る?」




「・・・うん。
バイバイ。」




俺はあることを
思いついた。




「何言ってんの!?
俺も行くよ!」




「ダメ。学校は?」




「早引きする。」




未瑠といられるなら
学校なんて
どうでもよかった。