「・・・智也?
何してんの?」




「ん?あぁ寝てた。
先生に2人呼んで来いって
言われてて、でも
じゃますんの悪いだろ?」




太一はどこまで聞いてたんだろう
って顔で俺を見てた。




「なんか未瑠が
ゴメンって謝ったところから
眠たくなってすぐに
寝てたんだよ。」




「んっ・・・。そっか。」




太一はあからさまに
ホッとした顔をした。




その時、未瑠の泣き声がした。




太一は未瑠の方を見ていた。




そして慌てて俺の方を向いた。




俺は、




「行くか。」




と、だけ言って立ち上がった。